四方山自転車記。

自転車でヒルクライムは昼までに。ときどき山登り。~気が向いたら気の向くまま~サイクリングの記録。

ハタチの記録 〜 北海道編 その①

北海道編① 
まえおき。JRで移動。

18キップはJRの普通列車と快速列車にだけ乗車できる、シーズンモノの特別キップ。
東京から北海道まで18キップの移動。
それは、軟禁状態で数日間をすごすということにちょっと似ている。それからそのたいくつな移動を想像するだけで、多くの人が、物好きのやることだと思うだろう。
飛行機で90分くらいのところを、丸々2日以上かけていくという、物好きで余裕のある人間にしかできない移動方法。
ただ、北海道までの交通費は当時(1994年)5000円強でいける。

貧乏学生には、有効な感じ。

二十歳の時の北海道へのアプローチ。自転車に乗る前の話。
初日。
松戸から常磐線下り平(現:いわき)行き始発に乗る。朝5:30くらい。
午前8:00過ぎ?に平着。少しの乗り換え時間で、仙台行きに。
仙台到着正午頃。午前中でもう6時間くらい電車に乗っている。あほだ。

仙台では昼食をとるくらいの時間はあった。
そして13時前くらいの、東北本線一関行きに乗る。
一関の時間は忘れた。一関で盛岡行に乗り換え。
盛岡着16:40分頃のような記憶。

盛岡発16:50分発青森行き。
ここからが長い。途中で日が暮れる。さみしい。
この辺まで来ると、普通列車のシートでくつろぐ方法を覚える。要は寝転がったりしてだらだらしている。
青森着は20:40前後だと思う。
朝5時から、夜9時まで普通列車の旅。
やっぱりあほだ。

この年は、青森-サッポロ間は急行はまなすを使った。
これを使わないと、1日目は青森止まり。2日目もサッポロくらいまで。
ハマナスに乗ると、丸1日早い。しかも、運賃(急行代含む)は7千円位。
宿に泊るより安い。

ハマナスは当時青森発23:00位だったと思う。
急行列車を待つ間に、夕食を済ませ、ねぶた金魚(旅のマスコット)を購入。
自由席に並んでいると、いろいろな旅の人たちと会う。
合宿に行く高校生。
北海道を歩きに行く人。
北海道を走りたいチャリダー

そして出発。
その夜、検札は来なかった。

2日目
次の朝6時頃、サッポロについた。
そのまま18キップ2日目の旅。

北海道の汽車の行程は覚えていない。
ルートは、札幌−旭川―留萌。
滝川とか砂川とかその辺で乗り換えがあったと思う。
駅の外には、あんまり気がひかれる場所もなく、なにもせずに時間をつぶす。
旭川にはたぶん午前中についていたと思う。
旭川は大きな街なので、マックに行ってしまったりする。
登山用品店やもあるので、たりないツーリング道具を買ったりする。

そして、15〜16時ころ、留萌につく。乗った汽車は増毛行き。これからはあやかりたい。

そして留萌では、その2年前に青森の尻屋崎で会ったことのある、サイクリストと偶然再会する。(行きたいところとか、出発したいところとかは似ているのだろうきっと)

その人と留萌での行動をともにし、次の日からのハタチの北海道ツーリング開始。
留萌はこのへん。

〜つづく〜