今日、友達に貸していた”モモ”(本)が郵送で金沢から帰ってきた。
形式で貸しておくよ。ということであげたつもりだったが、わざわざ返してくれた。
貸したきっかけは、児童書なので、おっさんは図書館で借りにくい。というところです。
知ってる人は、よく知っていると思いますが、モモはエンデの小説です。
ジャンル的には児童書になっています。
初めて読んだのは、昨年。36歳の夏でした。
以前はバリバリ働いていた。24時間働けますよぐらいの勢いで。
でも、疲れたのでヘロヘロになった。
ヘロヘロになり、35歳で心も身体も壊して、エネルギー充電中だった。
そんな時に読んだ。
大学受験のころから時間がない。卒論や修士論文の研究の時も時間がない。
働いてからは全く時間がない。
本当に20年近く、時間貯蓄銀行にせっせと時間を貯蓄していました。
時間が足りないは幻想だった。
将来の願望(名誉、名声、金持ち)に向かって、できないことに時間を使っていた。
時間が足りないので、速読法や能力開発本をたくさん読んでスキルアップしてましたが、時間はもっと足りなくなりました。
モモを読んでからは、時間が足りないことは、ほとんどなくなりました。
だって、時間は現実に存在しないと思うようになれたから(個人的にです)。
まだ人生折り返し地点ぐらい。今をしっかり生きていく決心がついた、一冊だった。
自分がいいなと思うだけですので、よんでもつまらないかもしれませんよ。
時間が足らないシンドロームにかかっている人は、読んでみると、”はっ”とするかもしれません。
- 作者: ミヒャエル・エンデ,大島かおり
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/06/16
- メディア: 新書
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