四方山自転車記。

自転車でヒルクライムは昼までに。ときどき山登り。~気が向いたら気の向くまま~サイクリングの記録。

自転車とは関係ない話ですが。

自転車と関係なさそうなことは、並列サイトで適当に書いています。
自転車ネタがすっかりないので、武者小路実篤の詩集から、気になったやつをひとつ。

太陽と月

太陽と月とが
ある日逢った時、
ふと、地球の話をした。
その時月が夜の地球の話をした、
いかにも気のりがして面白そうに、美しく。
太陽はそれを聞いて不思議そうな顔をした。
そうして「地球にそんなところがあるはずがない」と云った。
「僕は地球が生まれてから今迄
たえず地球を見ているが
そんな処は見たことがない」と云った。
月は何か考えて居たが、何か思いあたったように「わかりました わかりました
あなたが地球を御覧になると、地球が昼になるのです、
そうです、あなたが御覧になると、
地球が昼になるのです、」と云った。
「そうかな!」と太陽は云った。
しかし月の云った意味はわからなかった。
それからほかの話をして別れてしまった。
その後太陽はどうかして夜の地球を見たいと思った。
一万年の間、注意をおこたらずに見た。
しかしとうとう見つからなかった。
其処で太陽は微笑みながら独言した、「月の奴め!幻を見てやがるのだな」

そうかな!といいながらも、
太陽のようにはなれないので、裏もわかる月になりたい今日この頃。

太陽がしっかり見つめていてくれる時間帯にサイクリングしたい・・・。

今日は虎ノ門あたりに行ってみた。